「今夜はナゾトレ」身近な発見、家族で楽しんで フジテレビ堀川香奈チーフプロデューサー

09-19 admin

レギュラーの座をかけた競い合いも「今夜はナゾトレ」の見どころ。ゲストが「ガチすぎない?」と引くほどだ ⓒフジテレビ

ナゾを解くことで脳をトレーニングするクイズバラエティー「今夜はナゾトレ」(フジテレビ系、火曜午後7時)が目指すのは、「子供から大人まで、家族みんなで一緒に見て楽しめる」体験だ。堀川香奈チーフプロデューサーは「翌日、学校や会社で話してもらいたいな」と思いながら、番組制作と向き合っている。

放送が始まったのは平成28年。単なるクイズとは異なる「謎解き」を再定義し、東大生の謎解きクリエーターとして知られる松丸亮吾さんもこの番組出身だ。「最初はお子さまから。そのうちお母さまが一緒に見てくれるようになり、どんどん視聴者層が広がっていった」と話す。出題を集めた「東大ナゾトレ」本も、子供のいる家庭などに大人気で、シリーズ累計193万部を突破した。

問題の作成は、基本的にディレクターの仕事だ。「今は『学べる』『役に立つ』情報を進んで取り入れて作っている」という。家族で楽しむためには、単純に知識を問う出題では盛り上がらない。「難しい問題より、考えたら家族全員が答えに行き着くようなもの」を目指し、VTRのなかにヒントを忍ばせるなど、答えを導き出すための『縁(よすが)』を工夫している。

例えば、3日に放送された羽田空港の問題。他の番組なら「利用者は年間何万人か」となるところを、「年間8千万人の利用者のため、どんな工夫をしているか」など、一歩踏み込んで出題した。「身近なところで意外な発見がある。普通にへーとかすごいとか思ったことを問題にする感覚を大事にしたい」と話す。「うちは家族でご飯を食べながら見る番組だと思っている。みんなで『ああでもない、こうでもない』と楽しんでいただければ」と笑った。(三宅令)

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