能登半島地震の海岸隆起は明治以降で最大、関東大震災の2倍 自然が見せつけた異様な光景

02-19 admin

鹿磯漁港の入り口付近で隆起した島。上部の黒っぽい部分だけが、地震前は海面よりも上にあったとみられる=1月8日、石川県輪島市(小野晋史撮影)

1月1日に発生したマグニチュード(M)7・6の能登半島地震を受け、同4日に現地入りし、6日間かけて取材した。激しい地震動による建物の倒壊や津波による沿岸部の浸水、市街地での火災をはじめ、各地で目にする甚大な被害状況に何度も深いため息をついたが、1カ所だけ驚きが先に立った光景がある。石川県輪島市西部の鹿磯(かいそ)漁港で目にした地盤隆起だ。

岸壁の高さに身震い

同漁港を訪れたのは1月8日昼ごろ。車を降りて岸壁の縁から下をのぞき込むと、想像以上の高さに思わず身震いした。地震前は海水で満たされていた岸壁の直下は干上がり、海底に転がっていた岩石が露出した光景は、自然の力を見せつけるのに十分だった。転落したらケガでは済まないかもしれず、雪で足を滑らせないように気を付けながら、ゆっくりと後ろに下がった。

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